検査室

検体検査では、正確で迅速な結果報告を、生理検査では、患者様への心くばりを忘れないことを、いつも心がけています。
また知識・技術の向上をめざし各種研修会へ参加しています。
“地域に根ざした病院の検査室”としてこれからもスタッフ一同努力してまいります。

検査室は検体検査(血液・尿などの検査)、 生理機能検査(心電図、脳波などの患者様と直接接する検査)、 輸血関連検査を担当しています。検体検査では、正確で迅速な結果報告ができるよう努力しています。また生理検査では、患者様に親切丁寧に接してゆくよう心掛けています。各種の研修会にも参加し最新の知識習得、技術の向上をめざしています。

検査機器の紹介

多項目血球自動計数装置 (Sysmex KX-21)
血液中の白血球や赤血球、血小板を測定し、貧血や炎症の度合いをみます。

生化学自動分析装置 (日立 7180)
血液から肝機能、腎機能、糖尿病、高脂血症などの検査をします。

血液凝固測定装置 (sysmex CA-620)

自動グリコヘモグロビン分析計 (東ソー G11)
HbA1cを測定します。過去2〜3ヶ月の平均血糖値がわかります。

尿自動分析装置 (栄研 US-1000)

輸血専用遠心装置 (オーソ バイオビューワークステーション)

ホルタ記録器 (フクダ電子 FM-960)

電子式スパイロメータ (フクダ電子 SP-370)

携帯用睡眠時無呼吸検査装置 (フクダ電子 LS-120S)

多機能心電計 (フクダ電子 FCP8800)
体に電極をつけて心電図を記録します。不整脈や心筋梗塞、狭心症、心肥大などの有無をみます。

デジタル超音波診断装置 (日立アロカ Noblus)

 

業務内容と使用する機器

検体検査

尿検査

尿は腎臓で血液から濾しとられた老廃物で、採取は簡単ですが、身体の変化を鋭敏に反映する優れものです。
糖尿病・腎炎・膀胱炎・尿路結石などさまざまな症状の診断や治療経過に役立ちます。

血液学的検査

血液中の白血球・赤血球・血小板の数や大きさを測定して貧血や炎症の有無をしらべます。
また、血液の固まりやすさも測定します。

免疫学的検査

血液で、炎症反応やウイルス性肝炎などの感染に関する検査をします。
鼻やのどを綿棒でぬぐってインフルエンザやマイコプラズマの感染をしらべることもあります。

生化学的検査

肝機能・腎機能・膵機能・心機能ほか、糖尿病・高脂血症などを示すさまざまな項目を血液からしらべます。

輸血関連検査

高度の貧血や手術では、輸血が必要になる場合があります。
血液型をしらべ、また、輸血を受ける患者様の血液と輸血用の血液製剤とを合わせ、適合したものを使用できるように適合試験(クロスマッチ)をおこないます。
輸血に影響のある抗体をすでに患者様が持っていないかチェックする検査もあります。

生理機能検査

心電図検査

心電図検査とは、電極を体につけて心臓の電気的活動を波形として記録するものです。 不整脈の有無や種類、心筋虚血、心肥大、心筋炎などがあるか 、手術を受けることが可能かなど判断するひとつです。 ホルター心電図検査とは日常生活中24時間連続して携帯用の小型ICカードに 心電図を記録するものです。その後心電計で記録解析します。 普通の心電図では検出できない一過性の異常や不整脈の種類や検出、 出現頻度、持続時間などがわかり、心筋梗塞や狭心症などの診断に有用です。

肺機能検査

肺機能検査とはノーズクリップで鼻をつまみ口で大きく息を吸ったり吐いたりして、肺から出入りする空気の量などを調べます。肺の大きさや働き、気道の広さを見ます。また、手術のための麻酔が問題なく施行できるかどうかを判断します。