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コラム

院長のコラム第38回 銀木犀

10月14日夕方6時過ぎ、病院を出て駐車場に向かう途中、金木犀の匂いが強烈にします。あれ、どこに金木犀があるのかと思い、周り見ると白い花をつけた、手入れのゆきとどいた木が一本、お稲荷様の後ろにあります。毎日見ていた木です。

<白い花、しかし匂いは金木犀だが?>

通りかかったNさんに質問、
「Nさん、金木犀の匂いがするけど花が白い。なんの花じゃろー?」
「ほんと、金木犀の匂いですね。何でしょう」

そこに通りかかったSさん
「銀木犀でしょう」

<あ、そーか、これがカーさんの言っていた銀木犀か>と、家内との過日の会話を思い出しました。

毎年、10月の初めごろのある日、突然散歩中に金木犀の匂いが、し始めます。秋を感じる時、楽しみな再会です。散歩から帰り、家内と金木犀の話をしている中で、家内が「庭に、金木犀を一本植えている。銀木犀も植えたかったんじゃけど、銀木犀の葉っぱは棘がある。もし孫が刺されてもいけんので、植えんかった」

生れてはじめて銀木犀の花、木を観ました。銀木犀の花は白く、花の数は金木犀よりも少ないような気がします。匂いを嗅ぎ分けることは私にはできません。花の匂いは、屋外では沈丁花、梅、室内では百合の花ぐらいしか知りません。沈丁花、梅はほのかな香りの感じがします。百合は室内に活けると、強烈な匂いを遠くにまで発します。

 

銀木犀がこれに加わり、毎年の楽しみが一つまた増えました。