採用情報

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内視鏡センター

診療内容(完全予約制)

岡山西大寺病院の内視鏡検査は、完全予約制で行っています。
上部消化管、下部消化管ともに外来診察を行ってから、後日検査となります。
ご不明な点がある場合は、下記の電話番号へご連絡ください。
※胃カメラは当日検査も可能な場合もあります、ご希望の際は当院までお気軽にお問い合わせ下さい。

代表電話 9:00~18:00           086-943-2211         
内視鏡センター(直通) 9:00~16:00 086-230-0399

診療時間

 

 
午前 9:00~12:00
午後 13:00~16:00 × ×

※午後枠の大腸検査は、13時から開始です。

胃カメラ

胃内視鏡検査(胃カメラ)は、食道、胃、十二指腸のポリープ、炎症や癌などを直接確認することのできる診断精度の高い検査方法です。
場合によっては、検査時に組織の一部を採取してより詳しい検査(病理検査)を実施することも可能です。
胃がんの原因であるピロリ菌感染症の有無も胃カメラをすることでほぼ診断可能です(確定診断は別途血液検査や呼気検査が必要になります)。
当院では内視鏡専門医が精度の高い検査を行っています。

 

 

 

挿入方法は口または鼻から内視鏡を入れる方法があります。
鼻からの内視鏡のメリットとしては、右図のように舌に内視鏡があたりにくいため、咽頭反射(歯ブラシをするときのオェーという反射)が起こりにくく、口からの内視鏡と比べて楽に受けることができます。
デメリットとしては、鼻腔の通り道が狭い方はカメラがこすれるため痛みがあったり、鼻出血することがあります。
また鼻腔の通り道があまりにも狭い方は挿入できず、口からのカメラに変更せざるを得ないこともあります。

 

 

 

 

 

 

ピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃粘膜に生息しています。
胃粘膜は、強力な酸である胃酸に覆われているため、従来は、細菌も存在できないと考えられていました。しかし、最近の研究により、胃の中でも存在できる、ピロリ菌という細菌がいることがわかりました。
ピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を出して、自分の周りにアルカリ性のアンモニアを作り出すことで、胃酸を中和しながら、胃の中に存在しています。

ピロリ菌の感染経路は不明ですが、飲み水や食べ物を介して口から菌が入ってしまうことで感染するのではないかと考えられています。さらに、免疫機能が十分でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃粘膜に生息しています。
胃粘膜は、強力な酸である胃酸に覆われているため、従来は、細菌も存在できないと考えられていました。しかし、最近の研究により、胃の中でも存在できる、ピロリ菌という細菌がいることがわかりました。

日本人の場合、年齢が高い方ほどピロリ菌に感染している率が高く、60歳代以上の方の60%以上が感染います。
これは、水道しているといわれて水などのインフラがまだ整っていなかった時期に幼少期を過ごしたためではないかとされています。実際、衛生環境が整った頃に生まれた若い人たちの場合、感染率が低くなっています。

また、ピロリ菌に感染しているだけでは、症状などは出ませんが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の患者さんはピロリ菌に感染している方が多く、ピロリ菌が胃や十二指腸の炎症やがんの発生に関わっていると考えられています。
ピロリ菌を除菌すると、胃や十二指腸の病気になったり、これらの病気が再発しにくくなることから、現在では、感染しているかどうかを高い精度で診断する検査方法が、普及しています。もし、ピロリ菌に感染していることが分かった場合は、積極的に除菌することが推奨されています。

胃カメラの特徴

挿入方法を経鼻または経口からお選びいただけます。

ご希望に応じて鼻から挿入する経鼻内視鏡または口から挿入する経口内視鏡をお選びいただけます。
胃カメラを辛いと感じる理由は患者様により様々ですが、舌の奥にカメラがふれることによる嘔吐反射が辛いと感じられる患者様が多いと思われます。
口からのカメラが苦手で、経鼻内視鏡をされたことがない方は鼻からすることで検査が楽に受けられる可能性があります。
『経鼻内視鏡でも辛かった』方や『カメラは受けたいけど怖くて躊躇している』方は次項に記載する鎮静剤を用いた検査をお勧めします。

鎮静剤使用による苦痛を軽減した内視鏡検査

ご希望に応じて鎮静剤を用いることで、寝ている間に内視鏡検査を行うことが可能です。
当院では鎮静剤の種類や投与量を患者様に応じて使い分けています。安全に検査を行うため、鎮静剤投与時は血圧と酸素濃度は持続的に計測しながら投与量を調整します。
また鎮静剤のご使用をご希望される患者様には、当日の自転車や車の運転を1日お控えいただいています。
『内視鏡検査は初めてでうけるのが怖い』や『以前に鎮静剤を使用した検査でも辛かった』など、お気軽にご相談ください。

狭窄域光観察(NBI)搭載スコープ

このNBIは、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長(青色光:390~445nm/緑色光:530~550nm)の光で照らして観察するため、粘膜 表層の毛細血管と粘膜微細模様が強調して表示されます。がんは自らを大きくするため 血管を増やして栄養分を取り込もうとする特性があり、がんが拡大すると毛細血管が増え粘膜表面が込み入った模様に変わるため、NBI で食道・胃・大腸内の様子を明確に 画像表示し、がんの早期発見の手助けとなります。

副送水機能の搭載

胃や大腸内の粘膜が汚れていると、詳細な観察の妨げになります。
スコープの鉗子口から手動で送水して汚れを落とすことができますが、非常に手間がかかります。
また、手動の力では汚れが落ちないこともあります。当院の内視鏡には副送水機能が導入されていますので、消化管内が汚れていたとしても、足元のボタン一つで管内を容易に手早くきれいに洗い流せますので、詳細な観察を妨げることがありません。

 

感染症に配慮した安心で衛生的な検査

当院では、院内感染予防に特に気をつけています。
処置具は、基本ディスポーザブル製品(1回きりの使い捨て製品)を使用しています。
また内視鏡カメラも内視鏡学会のガイドラインに沿った高水準の消毒液を使用し衛生管理をしていますので、安心して検査をお受けいただけます。

 

 

胃カメラの流れ

【1】検査前日(ご自宅)

  • 夕食は、21時までにお済ませください。それ以降は何も食べないようにしてください。
  • 水分制限は特にありませんが、アルコールや刺激のあるものは避けてください。
  • 眠前の内服も可能です。

【2】検査当日

  • 朝食は抜いてください。
  • 水またはお茶の水分制限はありませんが来院の1時間前までにしてください。
  • ご予約時間にご来院ください。

【3】検査前

  • 総合受付にて受付を済ませ、「外来受診表」を外来受付〔A〕へ提出したのち、検査まで内視鏡室〔D〕の近くでお待ちください。
  • 検査前に胃の中の泡をとる水薬を飲んでいただきます。
  • ゼリーの麻酔・噴霧の麻酔薬で咽頭を麻酔します。

【4】検査中

  • ご希望に応じて鎮静剤を使用します。鎮静剤を使用することで胃カメラ検査時の苦痛や不快感がやわらぎます。
  • 約10分~15分程度で終了します。(検査の内容により、検査時間が前後する場合もあります。)

【5】検査後

  • 大腸カメラ検査の結果をお話します。その後、ご帰宅ください。
  • 鎮静剤を使用した場合は、当院で少しお休み頂きます。
    ※鎮静剤を使用した場合は、終日運転をお控えいただくよう、よろしくお願いいたします。
  • 検査後1時間程度は食事を控えて頂くようにお願いしています。
  • 生検等の病理組織の結果が出るのに約2週間程度かかります。
    ※結果説明は、検査日から2週間後に改めて受診をお願いします。

大腸カメラ

大腸カメラ (下部消化管内視鏡検査)とは、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸を調べる検査のことです。
当院では、内視鏡学会専門医が検査を行っています。
当院の内視鏡検査は、鎮静剤・鎮痛剤などを使用することで、楽にお受けいただくことが可能です。
拡大機能を備えた最新機器を使用し、鎮静剤・鎮痛剤、炭酸ガス、軸保持短縮法(腸をなるべく伸ばさずに挿入する方法)などを併用することで苦痛を軽減しながら、正確な検査を実施しています。
大腸カメラでポリープが見つかった場合、約10mm程度のものであれば施行医の判断で外来にてポリープを同日に切除する場合もあります。
ポリープの種類・大きさによって外来にてポリープ切除後ができない場合は、基本的に1泊入院をして頂きます。

何歳くらいから受ければいいの?

厚生労働省からの統計によると、大腸がんのがん罹患数の順位は男性・女性ともに2位、多いがんとなっています。また大腸がんによる死亡数はここ20年間で1.5倍に増加したと報告されています。
大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、殆どは良性の大腸ポリープから発生します。
そのため良性ポリープの段階で切除することが大腸がんの予防となります。
大腸ポリープや早期の大腸がんは内視鏡による切除までほぼ100%治癒が可能ですが、大腸がんは症状がでにくいため、早期発見のためには無症状のうちに定期的な内視鏡検査を受けることが必要です。
一度大腸内視鏡検査を受けていただければ、その腸の状況(ポリープの有無など)によって、今後の検査間隔をアドバイスすることが可能です。
また、大腸内視鏡検査は30-40歳の間に一度受けておくことが望ましいとされています。

 

 

 

 

大腸カメラの特徴

鎮静剤・鎮痛剤を使用した苦痛の少ない検査

当院では、鎮静剤・鎮痛剤を使用することによりねむった状態(またはうとうとした状態)で内視鏡検査を楽に受けられます。
鎮静剤・鎮痛剤はひとりひとりに合わせて使用量を調整します。
お薬を使用するかどうかは患者様のご希望に合わせて決めております。

炭酸ガスを使用し、お腹の張りが少なく楽に検査が可能

大腸の中を観察する際には、小さなポリープなどの微細な病変を見逃さないように、大腸の中を空気で膨らませる必要がありますが、
当院では空気より吸収が早い炭酸ガスを採用しておりますので、おなかが張りにくく、苦痛が少ない状態で検査をお受けいただけます。

 

狭窄域光観察(NBI)搭載スコープ

このNBI は、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長(青 色光:390~445nm/緑色光:530~550nm)の光で照らして観察するため、粘膜 表層の毛細血管と粘膜微細模様が強調して表示されます。がんは自らを大きくするため 血管を増やして栄養分を取り込もうとする特性があり、がんが拡大すると毛細血管が増え粘膜表面が込み入った模様に変わるため、NBI で食道・胃・大腸内の様子を明確に 画像表示し、がんの早期発見の手助けとなります。

副送水機能の搭載

胃や大腸内の粘膜が汚れていると、詳細な観察の妨げになります。
スコープの鉗子口から手動で送水して汚れを落とすことができますが、非常に手間がかかります。
また、手動の力では汚れが落ちないこともあります。当院の内視鏡には副送水機能が導入されていますので、消化管内が汚れていたとしても、足元のボタン一つで管内を容易に手早くきれいに洗い流せますので、詳細な観察を妨げることがありません。

 

感染症に配慮した安心で衛生的な検査

院では、院内感染予防に特に気をつけています。
処置具は、基本ディスポーザブル製品(1回きりの使い捨て製品)を使用しています。
また内視鏡カメラも内視鏡学会のガイドラインに沿った高水準の消毒液を使用し衛生管理をしていますので、安心して検査をお受けいただけます。

 

 

大腸カメラの流れ

【1】検査前日(ご自宅)

  • 前日の朝食と昼食は消化の良い物をお召し上がり下さい。
  • 夕食は、19時頃までにすませ、夕食以降は絶食になります。ただし、水分はしっかり取ってください。
  • 20時頃に、下剤1本(水薬)をコップに1杯の水に混ぜて内服していただきます。
  • 眠前の内服も可能です。

【2】検査前日

  • 朝食は抜いてください。水分は問題ありません。
  • ご予約時間にご来院ください。

【3】検査前

  • 総合受付にて受付をして外来窓口へ行ってください。
  • スタッフが内視鏡室へご案内いたします。
  • 腸管洗浄剤(1000ml)と水またはお茶を服用します。
    ※お水は各自で、ご持参してください。(院内の自動販売機でも購入できます。)

当院使用の腸管洗浄剤について ※腸管洗浄剤:モビプレップ

特徴        

比較的新しい液状の下剤
洗浄力が高い
梅ジュースのような味

飲み方

1. モビプレップ1L+水またはお茶500mlを、1時間半かけてお飲み頂きます。
2. 便が透明になれば検査を始めます。
※便の状態により、追加服用する場合があります。

  • 便の状態が検査できる状態になりましたら内視鏡検査着に着替えます。
  • 内視鏡を挿入する部位には局所麻酔のゼリー塗ります。
  • 苦痛を感じにくくするため、鎮静希望の方には鎮静剤を使用します。

【4】検査中

  • 内視鏡スコープを挿入し、大腸全体を観察します。
  • 大腸カメラ検査の所要時間は、およそ20分程度で終了します。(検査の内容により、検査時間が前後する場合もあります。)

【5】検査後

  • 大腸カメラ検査の結果をお話します。その後、ご帰宅ください。
    ※鎮静剤を使用した場合は、当院で少しお休み頂きます。
  • 検査後1時間程度は食事を控えて頂くようにお願いしています。
  • 生検等の病理組織の結果が出るのに約2週間程度かかります。
    ※結果説明は、検査日から2週間後に改めて受診をお願いします。

担当医のご紹介

月曜日:喜多 雅英 医師

月曜日に消化器内視鏡検査を担当している喜多です。胃がん、大腸がんは早期発見することで根治することが出来る疾患です。
早期発見には胃カメラや大腸カメラなど内視鏡検査が最も有用な検査と考えます。岡山西大寺病院では鎮静剤や細径内視鏡も使用し患者さんに優しい内視鏡検査を行っております。
ご希望あれば気軽にご相談くださいね。

 

 

火曜日AM:末廣 光彦 医師

胃癌や大腸癌は内視鏡検査により早期発見することができればほぼ完治できます。しかし、検査はつらいものと思われて敬遠される方もおられるかと思います。当院では苦痛の少ない、安全な内視鏡検査を心がけています。心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

木曜日(第1,3,5):瀧上 隆夫 医師

木曜日(第1,3,5)内視鏡担当医の瀧上です。
お尻から血がでたら、年齢を問わず「恥ずかしい」「痛い」「すぐ切られる」と思い煩わず、気後れが手遅れを招かぬように、一度は大腸の内視鏡検査を受けることをおすすめします。その際は、岡山西大寺病院までご相談ください。

 

 

毎週水・木(第2・4)・金・土曜日:半井 明日香 医師

女性の方で男性に大腸検査をされるのは恥ずかしいと思われる方もおられるかと思います。
当院では、毎週水/木(第2,4)/金/土曜日は女性医師が内視鏡検査を担当致します。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。


使用機材

モニター

オリンパス 高解像度LCDモニター

内視鏡システム

オリンパス EVIS EXERAⅢ
内視鏡用送水ポンプ

オリンパス OFP-2
内視鏡用炭酸ガス送気装置

オリンパス OLYMPUS UCR
検査用スコープ

上部消化管 スコープ3本
経鼻消化管 スコープ1本
大腸消化管 スコープ2本
 

設備

内視鏡室 診察室前

消化管内視鏡検査室

内視鏡待合室(大腸検査待合室)

リカバリー室

外来内視鏡検査・治療費

胃カメラ 内視鏡検査

検査(治療)内容 1割負担 2割負担 3割負担
胃カメラ検査のみ 約1,800円 約3,600円 約5,500円
胃カメラ検査
病理組織検査
約3,300円 約6,600円 約10,000円

大腸カメラ 内視鏡検査

検査(治療)内容 1割負担 2割負担 3割負担

大腸カメラ検査のみ

約2,500円 約5,000円 約7,500円
体調カメラ検査
病理組織検査

約4,000円

約7,000円 約11,000円
大腸ポリープ切除
(1ヵ所)
約8,000円 約16,000円 約24,600円
大腸ポリープ切除
(2ヵ所)
約9,000円 約18,000円 約27,000円
大腸ポリープ切除
(3ヵ所)
約10,000円 約20,000円 約30,000円