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コラム

院長のコラム第122回 田中投手 逆『野茂投手になれ』

田中将大投手が大リーグから、日本プロ野球に復帰、1年が経過しました。
成績は4勝9敗、ファンの予想からは、大きく外れた成績だったと思います。

先日NHK『田中将大 プロフェショナル 仕事の流儀』を見ました。
マー君の日本での軌跡、大リーグでの変身、そして日本プロ野球復帰後の1年間の苦悩、家庭などのドキュメントでした。
故野村監督の『原点に帰れ。困ったときはアウトローのストレート』を再考する取り組みも示していました。

マー君の日本復帰後のキャンプの第一印象から述べたいと思います。
スポーツ整形外科医・長年野球を愛してきた花川の印象は『体が緩んでいるな』でした。
金田・長嶋・王選手などに始まる、世代を超えた数多くのスーパースタ見てきた眼から見れば『緩んだ』と思わざるをえませんでした。
オープン戦が始まり、その投球を見て『変化球ばっかり投げとる。これじゃー駄目じゃ』でした(番組の中で、大リーグで生き抜くために、日本式ではだめで、変化球に活路を見出したとのこと)。
ストレートが「行ってない」投手になっていました。『これでどうなのかなー』と思って、シーズンを見ていました。
『後出しじゃんけん』ですが、『嫌な予感が当たった結果』に終わりました。

番組の中で、最終戦『オリックス戦』で好感触を得たようで、来年は期待を、と思える内容でした。
ファンとして『願い』を述べます。
日本から大リーグに移籍、体を鍛え絞り込み、大変身した野茂投手が、大活躍したことを書きました(第109回院長コラム記載)。
体を再度鍛え上げたことが好成績に繋がったと思います。

マー君にはこのことを望みます。
技術はすでに完成しています。
『原点に帰れ』は『体を鍛え上げよ』だと思います。
楽天に残留が決まり、来年の活躍を心から願っています。