お知らせ

コラム

院長のコラム第75回 さあ、この勢いで

2月13日朝、いつもより少し遅れて6時半過ぎに家を出て出勤しました。カーラジオを付けた途端「金、銀、銅ですね」との道上さんの声、「金、銀、銅? えーっ、平昌で日本勢が、金・銀・銅をとった?そんなの聞いていないが」と思って、話を聴いていくうちに、内容が分かってきました。

男子スキーモーグル銅メダルの原選手の履いていたスキー板製作会社の藤本社長さんと道上さんの会話でした。会話の進行を順次書くと、
①このスキー板(IDOneと言うのだそうですが)、今回のスキーモーグルの「金、銀、銅」の全選手がこのスキー板を使用していた。
②追加すれば今回モーグル決勝の6人もこのスキー板を使用していたこと③スキー板の幅は皆ほぼ同じだが、長さは各人、異なる
③ワックスは、モーグルは国対抗、各国の技術陣が塗る
④原選手は今回100%の滑りをした。そしてどうしてこのスキー板が多くの人に気に入られ、使用されたかの苦労話が私の心に残りました。

板を売り込むために、多くの競技会に出かけ、技術陣・選手とのきめ細やかなコミュニケーションを重ねた努力の結果だそうです。藤本社長さんが、面白く語るところでは“Are you happy?”と言って挨拶をし、酒を酌み交しながら、一人一人、選手からいろいろ、板に対する要望を聞き取り、それを活かすことの繰り返しで、この板が生まれたそうです。
“Are you happy?”は今では日常の挨拶となっているとのことです。
選手の目線での努力の結晶でしょうが、「お酒を飲みながら」と言われたことに、親しみと嬉しさ感じました。

<追伸>同じ日、高梨沙羅 銅メダル、高木美帆 銀メダル 万歳!勢いをつけて日本がんばれ