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コラム

院長のコラム第131回 共通するものー『全力』

渋野日向子全英女子オープン 3位、その後の談話に『最近の調子、考えていることと全く違うゴルフが4日間できた。
悔しさもあり、うれしさもある。
心の持ちようでゴルフは変わると感じた4日間でした』とあります。

今年の夏の高校野球・高松商・浅野選手2打席連続ホームラン談話の中で【『イチローさんから全力の中で形を作る』を教えてもらい、実践できている】と述べています。
『全力で行う』 ことの大切さを第120回院長コラム『ちゃんとやっよ』に書きました。
イチロー選手が智辯和歌山高校を指導した時のことです。

『全力』の話のもう一つの思い出は、2019年1月27日 第30回心臓病センター榊原病院懇話会、野村忠宏『折れない心』の講演の中の話です。
メモを参考に述べます。

彼が天理大2年生の時のことです。
恩師細川伸二先生から直々に指導を受けていた時『稽古への取り組みが甘すぎる』と言われました『1本の段取り:6分』を12本(その都度相手を変えて)行う練習です。
野村選手は12本をやりきる計算をした練習を細川先生に喝破されたのでした。
それから意識を変え、『1本の段取り』に全力集中、当然数本で疲労困憊となったそうです。
努力により12本ができ、無意識のうちに技が出るようになり、『勝負への執念』ができたそうです。
大学4年生時・アトランタオリンピック金メダルにつながりました。

さて郷里のヒロイン渋野日向子選手にこの『全力』の言葉を送りたいと思います。
『フォームの改造』『マネージメント』『パットの読み』・・・・・試行錯誤・迷い・悩み・・・はあるのでしょうが、ぜひ練習の中にこの『全力=無心』を取り入れてほしいと思います。
『ニュー渋野 圧勝』シブコファンの願いです。